Wake Up Japanでは、戦後80年へ向けて、東アジア平和大使プロジェクトを中心として様々な国内外の団体・個人との連携強化を実施しています。
衆議院第2議員会館にて7日に実施された「残された戦後処理問題の解決を早急に求める記者会見」の第二部に、東アジア平和大使プロジェクトの長川が登壇しました。
本件は本プロジェクトで登壇のご協力を過去頂いた有光健さんよりご招待いただいたことで実現し、長川からは東アジア平和大使プロジェクトメンバーが実施する戦後80年談話の取り組みを共有しました。
▼戦後80年市民談話回答フォームはこちら
第一部では戦争当事者や二世の方を含め、戦後処理問題に取り組まれてきた4団体の代表者の方々が登壇されました。当日の様子は複数メディアにも掲載され、参照が可能です。
TV朝日
NHK
第二部の本プロジェクトの取り組みについても、市民談話の発行方法の質問が記者の方よりありました。
今後も東アジア平和大使プロジェクトとして取り組みを進めていく予定です。
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記者会見概要(開催前の案内)
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まもなく戦後79年目の8月15日を迎えます。あと1年で「戦後80年」です。
今年もウクライナやガザで毎日空爆や戦闘が続いていますが、日本が引き起こし、人々が甚大な被害を受けた先の大戦の後始末がまだ終わっていません。広島・長崎だけでなく、改めて79年前に終わった日本の戦争の戦後処理に関わる未解決の諸問題への取り組みを求め、訴えを行います。
毎年この時期、メディアは集中的に戦争の記憶を伝え、平和の尊さを訴えます。しかし、依然として現在まで続いている戦争が引き起こした深刻な人権問題、戦後長く犠牲と不条理・不正義を強いられてきた個人への救済の問題が、ずっと放置されたまま続いています。時間の経過とともに高齢化が進み関係者が次々亡くなっています。
民間空襲被害、沖縄戦・南洋戦での民間人被害、外国籍のBC級戦犯者、シベリア抑留の問題は、長く提起されながら、いまだに当事者らが納得できる措置が実現していません。裁判所にも訴えましたが、司法の場でも「受忍論」に阻まれて解決できず、最後に現在立法府での問題解決が強く求められています。
戦後80年を前に、この世を去る当事者や関係者はさらに増えてきていて、事態はひっ迫してきています。諸課題の内容や経過は異なりますが、早急な対応が必要であることを広く社会と立法府に共同で訴えたいと思います。(岸田首相には午前中に内閣府に要望書を提出します。)
「戦後79年・残された戦後処理問題のすみやかな解決を!共同記者会見」
【日時】2024年8月7日(水) 14:00~15:20
【会場】衆議院第2議員会館(地下1階)第一会議室
(13:30より衆議院第2議員会館玄関で通行証を配布します。)
(Zoomでも視聴可能です。⇒ https://us02web.zoom.us/j/89382892349 )
【出席予定】
①全国空襲被害者連絡協議会
黒岩哲彦全国空襲被害者連絡協議会運営委員長(弁護士)
空襲被害者・遺族代表
②民間戦争被害の補償を実現する沖縄県民の会
瑞慶山茂元沖縄戦、南洋戦・フィリピン戦被害・国家賠償訴訟弁護団長
③韓国・朝鮮元BC級戦犯者「同進会」&「同進会」を応援する会
朴來洪「同進会」会長・内海愛子「同進会」を応援する会代表
④シベリア抑留者支援・記録センター
西倉 勝(抑留体験者、99歳)
有光 健(シベリア抑留者支援・記録センター代表世話人)
⑤上記4課題以外の取り組み
長川美里(NPO法人Wake Up Japan 副代表理事)
小嶋雄二 (学童疎開資料センター事務局長)
【連絡先】
☎080−5079−5461 cfrtyo@gmail.com (有光) Fax03-3237-0287
☎080−2017−4768 gamou@jcom.zaq.ne.jp (蒲生)
【東アジア平和大使プロジェクトとは?】
東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。
※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト
・戦後80年市民談話回答フォーム:https://forms.gle/Tnj8Fv3djYj8dmJ86
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