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Information

​Wake Up Japan の最新情報

"私たちが生きることは、まるで、自動ドアがある一本道を歩いているようなものなの。

歩いているとドアがあることを意識しなくなるの。

でも、違う国や社会の価値観に触れた時、ドアが開かないでぶつかったりすることがあるの。

手動ドアだったの。

その時、初めて自分たちが”当たり前”で思考を停止して受け入れていたものが見えてきたりするの"

これは、アメリカで活動する非暴力活動の実践家Roxy Manningの言葉です。

社会教育団体Wake Up Japanでは、人々がどのように社会やそこで起こっていることを理解するのかを様々な実践家や異なる社会を体験されたことのある方をお呼びしてお話をお聞きし、「社会問題を解決するために人々が行動する」ために、必要な事柄を掘り下げる企画、Wake Up Lab(ウェイクアップ・ラボ)を開催しています。

2011年にアジア初、日本初のフェアトレードタウンとなった熊本市。その運動で中心的な役割を果たした明石祥子さんをお招きして、フェアトレードという運動を日本社会でどのように伝えてきたのか、どのような困難があり、それらをどのようにして乗り越えてきたのかをお聞きします。。

【詳細】

Wake Up Lab-アジア初のフェアトレードタウンのはじめかた-

日時  2021年6月26日(土)19:00-20:30

場所  ZOOM

対象  以下のどちらかに該当する方

    1. 社会の不条理の解決をしたい、問題を解決したいと考えている方

    2. 社会問題を自己責任で片付けたくないと考えている方 

参加費 ギフトエコノミー制*明石さんに全額お渡しします。

言語  日本語

主催  Wake Up Japan

留意事項

・無断での撮影・録音は禁止しています。そうした行為が発見された場合は、その後のWake Up Japan主催イベントの参加をお断りいたします。

・オンラインで開催する場合は、ビデオ通話をオンにしたうえで参加をするようにしてください。ご自身の安心を確保したいなどの理由でビデオ通話が難しいという場合は、事前にご相談ください。

イベントの流れ

・チェックイン(自己紹介)

・安心の場づくりのための確認事項

・ゲストからのお話しと質疑応答

・ディスカッション

※発言はいつでも訂正する権利があります。発言をする際は、まとまってなくてもかまいません。

・チェックアウト(振り返り)

申込方法

以下のURLよりお申し込みください。

※オンラインイベントのURLは当日60分前を目途にお送りします。

ゲスト紹介

明石祥子 さん

1993年、熊本市にフェアトレード・ショップ「らぶらんどエンジェル」を開店。2000年、NGO・フェアトレードくまもとを設立。03年から、「熊本市を日本初のフェアトレード・シティに」を目標に活動を展開。05年、国際交流会館に「フェアトレード・スチューデントカフェ・はちどり」を手がける。09年、フェアトレード・シティ推進委員会を立ち上げ、代表を務める。2014年3月29日〜30日に熊本市において、ヨーロッパ以外では初めて「第8回フェアトレードタウン国際会議」を開催に尽力。その後も、日本だけでなく、韓国や台湾など、アジア地域でのフェアトレード運動にかかわる。

ホスト紹介

鈴木 洋一/Wake Up Japan代表理事・NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン ユース・エンゲージメント アドバイザーほか

大学在籍時に、模擬国連委員会(現日本模擬国連)の代表として活動する。大学4年の際にはG8サミット(先進主要8カ国首脳会議)やTICAD(アフリカ開発会議)に関する提言やプロジェクトにかかわる。大学卒業後に、マレーシアにて現地の高校生や大学生に対する環境教育に従事する。帰国後、2009年8月より国際NGOオックスファムにて社会変革のためのムーブメントづくりとその担い手となる青少年育成に従事し、日本における社会を変えるモデル構築のために国内外の社会を変えた事例やリーダーシップを学ぶ。現在は、社会教育団体Wake Up Japanのほか、国際NGOフリー・ザ・チルドレン・ジャパン、アムネスティ・インターナショナル神奈川連絡会、NPO法人 開発教育協会などにかかわる。社会問題から若者の社会参画、リーダーシップ、ファシリテーション、社会心理、メンタルヘルスなど幅広く講演を行う。

ギフトエコノミーについて

Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。一方で、イベントに関わアる人々にも生活があるのも現実です。そこで、経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。

*今回集まった金額はすべて明石さんの謝金としてお渡しします。




更新日:2021年6月20日

5月第二土曜はフェアトレードデーであり、5月がフェアトレード月間といわれています。


Wake Up Japanでは、2020年よりエシカルとサステイナビリティプロジェクトを立ち上げ、私たちが日常から世界の持続可能性やほかの人々、特に生産者の幸せも共存しながら生活をしていくという認識や問題意識を育むための働きかけを行っています。


フェアトレード月間に合わせて、Wake Up Japanでも、フェアに生きることをテーマにした座談会を開催しました。


フェアトレードやエシカルな生き方について、年々関心や活動が広がりつつあるように思われます。社会教育に関わるWake Up Japanでも、学生のときに、活動としてかかわっていたという人々の参加も増えてきています。

その一方で、働きながら、生活をしながらフェア(公正さ)という価値観を日常の選択の中で大事にすることには難しさもあります。


座談会では、現在、学生としてエシカル・ファッションに取り組む方から学生時代にフェアトレードや公正さについて取り組んでいた20-30代の方が参加し、話し合いを行いました。


(🄫Wake Up Japan)


座談会では、主旨説明、安心の場づくり、自己紹介をしたのち、まず、フェアトレードやエシカルを学んだり、活動をしていく中でエシカルやフェアな生き方をしたいと思うようになったかどうか、また、そういった気持ちが育まれた理由の分かち合いをしました。

話し合いの中で、「フェアトレード」という言葉に出会う前から学校生活や日常生活の中でいじめや不条理なことがあったときに「公正さ」を求めて声を上げていたという人、或いは、声をあげられていなかったけれども、声を上げている教員や友人などの姿や言動から衝撃を受けて、認識が変わってきたという人もいました。


人はお互いに影響を与え、成長していく動物ですので、「フェア」な価値観を広めていくうえで、一人ひとりがその体現者として、周囲の人々の幸せに寄与しながらポジティブに「フェア」を始めとしたエシカルやサステイナビリティといった価値観を広めていく重要性を認識しました。


続いて、話し合いでは、リアルな日常の中で、フェアに生きることはできているか、もし難しいと感じることがあれば、それはどういうことか、また困難に対してどのように向き合っているかについて、話し合いをしました。そこでは、フェアに生きるうえで選択をすることと選択できる環境にあることの違いに対する指摘がされました。住んでいる地域や人間関係においては、「フェア」(公正さ)についての問題意識を探求がしにくく、何が公正さを体現できるのかが見失いがちになったり、単純に住んでいる地域にそうした機会がなかったり、見つけにくいという点が指摘されました。(ここでは「フェア」をフェアトレードだけでなく、日常において、公正さを大事に生きていけるかという点も含めて話し合いをしていました。)

また、外部要因だけでなく、一人ひとりの勇気や意志についての言及もありました。日常生活の中で目の前で不公正なことが起こっているときに、必ずしも、その場で不条理な状況にいる方々に連帯ができていないことについての問題意識の分かち合いもありました。



(🄫Wake Up Japan)


最後の話し合いとして、フェアトレードやエシカルを伝えることは日常生活の中で罪悪感を抱く人を育てる可能性があり、そうしたことを意図すべきか、意図するにしても、意図すべきではないとしても、私たちが周囲に働きかけをする際に気に留めておくべきことはあるかという問いについて、向き合いました。

友人から誕生日プレゼントを受ける際に、「フェアトレードではなくてごめん」といわせてしまうことに対する友人に対する申し訳なさについてや、問題の重要性を話す際にそれが日常の幸せを損なわせてしまうことがあることについての言及がありました。

また、「罪悪感」という時に、社会との関係性の中で、現在の社会を作るという上で、その一端となっているという意味での「罪悪感」は少なからず必要ながらも、世界がアンフェアであることを一個人の責任としてしまう問題の「個人化」はすべきではなく、社会を変えていくうえで、全体として同構造を変えていくのかという視点を大事にすべきであるという意見も出されました。また、「罪悪感」について、目の前の人々の心地よさ以上に、今不条理な状況にある人のことにこそ、寄り添っていきたいという意見も出されました。



(🄫Wake Up Japan)


イベント後に、主催メンバーのこももさんは、「フェアトレード普及活動をしていると意外とそれぞれの原動力になっている背景を見つめ直す機会がないので新鮮でした!  フェアトレードというツールは同じでも個人ごとに異なった動機や思いを持っていて、自分自身も改めて見つめ直してみる時間になりました。」と開催した感想を話していました。

参加者からは、「改めて安心して話せる場づくりって大事だなと感じました。今後イベントを主催する際の勉強にもなりました!」という感想をお寄せいただきました。


「フェア」という価値観を人生の歩みの中で大事にしていくことは、それ自体に終わりがないように感じられます。一つひとつの選択が公正なのか、そうした問題意識を持ちながら、自ら選択をしていく、そうした認識とあり方を育むうえで、Wake Up Japanとしても社会に発信ができれば幸いです。


(🄫Wake Up Japan)


Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

Email: jpn.wakeup@gmail.com

Address: 神奈川県三浦郡葉山町堀内318

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