毎月、第4金曜に行っているオンラインイベントである対話の実験室を8月27日(金)に開催しました。
8月のテーマは「老いることとは特権を得ることなのか?」でした。
団体説明、安心の場づくり、自己紹介を行ったうえで、「老害を感じたことあるか」という問いから話し合いを始めました。話を進めながら、老害とは何か?を分かち合いました。
老人が主張すること自体が悪いことではなく、それがどのように発揮されるのかということ、日本社会における弱さを見せることの難しさなどにも話が及びました。
また、コロナ禍の中で、権力のある人々が意思決定をし、子どもや社会的に弱い立場の人がないがしろにされていることなどにも話題は広がりました。
興味深かったこととしては、座席を譲ろうとしたときに断られてしまった話がありました。
譲ろうとした側の心理、断ったほうの心理、さらには、自ら譲ってほしいといえる環境があるのかなど、様々な角度と実体験から話し合いが進みました。
そして、どのように年を取っていきたいかを話し、本日の振り返りを行って企画を終えました。
振り返りでは、「いろんな考えをきけてよかった」「譲ってもらう方の気持ちや視点がもててよかった」「若者や老人も具体的な顔を想像できるようになるとステレオタイプから脱却できるのではないか」「話し合いの中から自分の偏見に気づいたり、他者の考えが知れてよかった」などの声をいただきました。
対話の実験室は毎月第4金曜に開催しています。
対話について関心のある方はぜひご参加ください。