top of page

Information

​Wake Up Japan の最新情報

12月22日(日)に大阪府で開催された関西最大級の国際協力やSDGs、多文化共生にかかわる高校生・大学生などのユース世代向けのイベント、ワン・ワールド・フェスティバルfor YouthにWake Up Japanは出展をいたしました。

当日は会場の一部屋を借りて、【ワークショップ】と【展示啓発活動】を行いました。


ワークショップは米国留学と性的同意に関する2つのプログラムを実施しました。

米国留学に関するワークショップは、以前にTOMODACHI住友商事奨学金プログラム奨学生留学渡航者研修にて関わった倉橋さんにお越しいただいて、ご自身の米国での体験や留学を行う上での留意点などをお話しいただきました。

性的同意に関するワークショップは、一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクションのメンバーであり、社会変革に関するリーダーシップ開発プログラムCHANGE出身者でもある中村さんをお招きして、性的同意や第三者介入について考える機会を得ました。日常の中でどのように声を上げるのか、自分自身の安全をどう確保するのかなど学びの多い時間となりました。


展示啓発活動では、Wake Up Japanの活動紹介のほか、エシカルやサステイナビリティプロジェクトで扱っているフェアトレード商品の販売、移民難民に関する熟議的対話教材の試作版の紹介を行いました。

また、参加者向けにシールや付箋紙を使って問いかけを行い、アンケートという形式で啓発や熟議を促すアクションリサーチも開催しました。

今回は4つのシールアンケートと、2つの付箋紙を使ったアクションリサーチを行いました。

シールアンケートでは、エシカルとサステイナビリティから2問をCHANGEから2問を用意しました。


エシカルとサステイナビリティからはフェアトレードに関する質問とフェアトレードスクールに関する質問を行いました。

フェアトレードに関する認知率は高かったものの、高校や中学校などでフェアトレードの推進を行っている学校向けの登録制度であるフェアトレードスクールの認知率の低さが課題としてわかりました。


CHANGEに関するアンケートでは、世界を変えられるという認識、世界を変えたいという意思について問う設問を用意しました。


世界を変えられるパワーを自身が持つかどうかはわからないという声が多かった中で、変えられるかどうかわからないけれども、世界を変えたいという思いがすべての参加した人々がもつということがわかりました。

Wake Up Japanとしても今後の啓発活動として、世界を変えたいという思いに耳を傾け、問題意識を深める機会を育んでいきたいと考えます。


付箋紙を使ったアクションリサーチでは、2つの問いを用意しました。

問いについての等身大の個人として回答をそれぞれの参加者が考えることは、問題意識を育むうえで重要なプロセスだと考えています。

一つ目の問いは、「外国人嫌悪は、どのようにして解決ができると思いますか?」という問いを用意しました。来場された参加者の方々はみな真剣に解決策を考えて付箋紙にアイディアを記載していただきました。

2つ目の問いは、Wake Up Japanが協力団体としてかかわるSDGsの教育に関する目標を推進するSDG4教育キャンペーンに関連して、「国内外の教育問題について気になっていることはありますか?」という問いを用意しました。今回集めた問いは、キャンペーンにも共有し、2025年度の政策提言活動にも生かしたいと考えています。


ワン・ワールド・フェスティバルFor Youthを通じて、関西の高校生や大学生世代のユースの皆さんに働きかけを行うことができました。こうした機会を通じて、民主主義や人権、社会正義についての啓発を推進したいと考えています。

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年の2025年まであと一年を切りました。


当初計画を立てた4年を終え、2024年度のプロジェクトは5年目を迎えます。

4年間を経て、実施したプロジェクト内のイベントや取り組みは39個、366名の方に様々な形で参画頂きました。


これからの3年間は、戦後80年を含む3年間。

東アジアの和解と共生をテーマに、世代や所属を超えた明日への願いの声を集め、市民社会から戦後80年談話を国内外の繋がりを超えて形成することを目標とします。


2024年度の第四回となる本会は、数多くのアジア、特に日中で明日のリーダーとなる若い世代へ奨学金を提供してきた香港拠点の財団、百賢亜州研究員(Bai Xian Asia Institute)とのコラボレーション企画。現役の奨学生3名をオンラインで迎えました。



当日は14名の方にご参加いただきました。

企画者の意見が入ったより詳細な報告についてはこちらをご参照ください。


===================

開催概要&当日構成

===================

広報ページはこちら


■テーマ🎵

「日本と中国を結ぶわたし -百賢奨学生のゆるっとトーク-」


日韓関係がシャトル外交で改善の兆しを見せる中、

日本と中国の関係に目をやると、中国へ親しみを感じない日本人の割合は、86.7%と、過去最高(内閣府調査)の数字を記録しています。


この「中国」がさすものは、政府なのか、人なのか、それ以外のものなのか。

それは想像にゆだねるしかありませんが、

私達一人一人が意図として変えていけるもの、信じられるもの、それはいつも目に前にいる「人」を基軸にしたものです。


この日本と中国の関係が厳しく見える時代に、だからこそ聞いてみたい、

中国で暮らし、勉強する若い世代の声。


一度私達が持っている認識やイメージを手放し、

彼ら、彼女から見た真実に、耳を傾けてみませんか。


どのような立場の方も、そこに対話をする意思がある限り、参加を歓迎します。


■日時🎵 

10月23日(水)

午後20:00-21:30 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

*敬称略

  • はじめに

  • パネルディスカッション 登壇予定:Bai Xian Asia Institute奨学生3名

    • わたしたちについて

    • パネルトピック

    • 質疑

  • 会場参加型対話

  • 終わりに&お知らせ


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵


■リソースパーソン(敬称略)🎵

Bai Xian Asia Instituteの奨学生3名


北京大学 メディア専攻

Bai Xian Scholar


日本生まれ、中国育ち。中国現地校歴13年。

大学では民間交流に興味を持ち、日中交流イベントを多数企画。


キミシマ

上海交通大学大学院 メディア専攻


日中ハーフ、日本育ち、12-15歳の時に大連のインターナショナルスクールに通っていた。

小学4年生から本科卒業まで日本で学ぶ。


コウ

北京大学燕京学堂 中国学専攻

Bai Xian Scholar


中国人の両親をもつ日本生まれ日本育ちの華人2世、4-8歳の頃に北京での在住経験あり。

東京大学経済学部卒業、コンサルティング会社での勤務を経て、現在は北京大学燕京学堂に所属し、古代中国の政治思想を研究テーマとしている。


==============

アクションリサーチ

==============

冒頭、いつも通り参加してださった方々に対して、アクションリサーチを実施しました。

今回は3つの問いを設定し、回答は以下となります。


現在の日中関係は・・・有効回答数:7(回答は任意)

  1. とても悪い(1)

  2. 悪い(4)

  3. 普通(2)

  4. 良い

  5. とても良い


中国政府に対して親しみを感じる

有効回答数:6(回答は任意)

  1. 親しみを感じる

  2. どちらかというと親しみを感じる(1)

  3. 親しみを感じない(4)

  4. どちらかというと親しみを感じない(1)


中国人に対して親しみを感じる

有効回答数:6(回答は任意)

  1. 親しみを感じる(1)

  2. どちらかというと親しみを感じる(2)

  3. 親しみを感じない(2)

  4. どちらかというと親しみを感じない(1)

  5. 私は中国人なので回答できない(中国人の方へのオプション)


==============

パネルディスカッション

==============

パネルディスカッションでは、まずは3名それぞれに、自由に自己紹介と現在の中国について思っていること、感じていることを話して頂きました。

一部内容を以下に記載します。


<韓さん>

  • 日本国籍、日本企業への就職予定。

  • BJSA(所属する北京ベースの団体)の目的は、日本人の学生と中国人の学生に対面であってもらおう、が目標。

  • このようなイベントは日本では多いかもしれないが、北京では少ない。

  • 四年間所属していて感じたのは、このような日本人の学生と中国人の学生が話すという機会は、

  • 確実に存在するニーズだと思っている。イベントを開催しているときはフレンドリー。


<キミシマさん>

  • 日本と中国のハーフ

  • 大学までずっと日本で過ごし、大学院で中国に来た

  • 幼少期に中国のインターに通っていた経験はあるが、英語だった。アイデンティティクライシスもあった。小学生の時に、三か国混ぜないと文章完成できないような。そんな時だった。カタカナができなかった。

  • 抱えていた問題が、国籍と関係なく、みんなも同じ悩みをいだいているんだなって思った。

  • 「近くて、遠い」と冒頭言っていたが、「遠いようで、近い」と最近は思うことが多い。

  • 中国は規制されているから、逆にVPN使って情報をとっているひとが多いと思う。

  • 現地にきて色々よかったなとおもっている。中国に留学するか迷っている人がいれば、来てほしい。

  • 汚染水のことも、聞かれるのは、知らないから。

  • 来たらどうにでもなるよ!


<こうさん>

  • 日本国籍、幼少期一時期中国、その後は日本、大学も日本。

  • その後働いてから中国へ。両親も中国人。

  • 「中国っていい国ではないんだ」と思ったこと。

  • 中国に対していい印象を持っている人は少ない。中国を見下す視線が日本からあった。毒餃子事件。

  • 歴史問題:中国にいると日本の過去への侵略は学校でも日常生活でもよく話題に上がる。小さいころから敏感だった。日本に帰った後、南京大虐殺はなかったという記述がインターネットが見つかる、というところは結構ショックだった。


その後、会場からの質問を募る前に、運営側から用意していた質問に答えて頂きました。

以下に回答を一部掲載します。


<質問>

現在の日本と中国の状況と関係について。スピーカー自身が感じている日中関係について、シンプルに話してほしい


キミシマ

  • 先日日本人の友人が来た。「VISAが大変だ!」と。大変そうだったが、来たら圧倒されていた。現金が使えなかったり。

  • 他「そんなあぶないところ(中国)行かないで!」と言われるという話を聞いた

  • 関わっている人や環境によりそう

  • 食べ物は中華料理とレベルが違う。中国の料理は色々な民族の料理がたくさん。


韓さん

  • 昔よりはいいので、普通なのでは?!と思っている。

  • 個人的な目線で言うと、日本企業が撤退しているというを見るが、個人的な観点からは国の関係も一部影響しているけど、日中関係が悪くなっている、ということにははならない。

  • お互いの国の理解は深まっているのでは。

  • 民間の関係を一人一人が良くしている。

  • ただ、コロナ後に課題は出ている。コロナ後ビザも開放していない等、お互い手続き上もっと努力しなければいけない。ただ、それは両国が協力的ではないということではない。


こうさん

  • 最近深圳での事件。

  • 先日タクシーで日本人とわかったらタクシー降ろされた。差別されると思わなかった。ただこの件も、深圳の件も個別の例。自分の中でも、中国への印象が悪くなっているということがあった。これが自分の町だったら思わないけど、異国だと印象をぱっと決めてしまう。

  • 日中関係は、立ち位置で見え方が違うのでは。

  • 中国にいると日本の製品やコンテンツをみる。逆に日本では中国への関心が低いように思う。

  • 日本社会全体が内向きになっているように思う。洋楽や外国への映画の需要が低くなっているように感じる。

  • 安田 峰俊の最近の著書で、日本人は中国の歴史には興味あるが、現在には興味がないと書いてあって、確かにと思った。


==============

質疑応答&対話

==============


その後、会場からも自由に質疑応答&対話をしてもらいました。

一部を抜粋して記載します。


  • 質問:中国ではやってるもの(ドラマやアニメ、など大衆文化)をぜひ伺ってみたいです!

  • 回答:ちいかわ、日本のアニメ:spy family、かおなし、トトロ、キャラクターとアニメ、サンリオ、中国コスメ、中国のネイル文化。

  • 質問:実は中国発だった!というものはありますか?

  • 回答:MINISOはよくサンリオとコラボしている。日本なのかな?とおもうところが、実は中国発で、アジア各国で展開している。焼き餃子。中国ではこれは日本レストランにある。ごちゃごちゃしていて何がどっちなのかもう気にしていないんじゃないかな。中国でJKの服がはやっている。中国ではおしゃれの一種で来ている人が多い。(普段着)

  • 人の生きよう。今日はそこが分かった。行きたいなと思った。

  • 中国を見下している時代の人たちの影響が多いのかなと思った。でも、皆さんの話はすごくencouraging。こういう世代が増えると印象も変わってくる。日本も中国もメディアそうほうが努力してほしい。若い世代が将来の懸け橋になってほしいというchaoさんの願いがかなっているように感じた


そして最後に、3名それぞれから一言ずつもらう形で回を締めくくりました。


韓さん

  • これからの生活の中から、面と面であってみて、話してみて、オフラインで理解する機会があればもっと私達が国と国の重要な世代になった時に変えられるのではと思いました

キミシマさん

  • 楽観的だな!と思っているかもしれないですが、私達がそうならないで、どうするの?とおもう。もっと寛容になっていいんじゃないと。こっちにきて得たものは多い。

こうさん

  • 日本と中国の間には複雑な問題が様々あり、ネガティブなことも時には起きてしまう。タクシーの事件の時に、ドライバーと話そうとしたが、会話してくれなかった。対話をしようとすらしない方は日本にも、中国にもいる。その中で日中友好はどうやったら実現するか、とよく考える。希望があるとすれば、良識を持つ方、対話しようとしてくれる方がいること。例えば、深圳の事件のあとに花をたむけた中国人の人もいるし、今日のイベントにきてくれた皆様のような方もいる。そういう人たちとしっかり対話することが大事。そして、希望の塵が積み上がって、いつか山となることを願うしかない。


また、今回もメンバーの小島さんにてグラフィックレコーディングを実施しました。


改めて3名の登壇者の皆様にお礼を申し上げます。

ありがとうございました。


■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回


今後も多くの皆様のご参加をお待ちしております。


12月8日に都内で開催されたTOMODACHI – U.S. Embassy Go For Gold スポーツ・リーダーシップ・プログラムのオリエンテーションにて、Wake Up Japanの鈴木洋一がリーダーシップに関する研修を担当しました。

 

同プログラムは米国におけるスポーツ産業への理解と知識を日本の若者の間で高めることを目的としており、参加者がそれぞれの分野でグローバルリーダーとなり、米国で得た知識を日本のスポーツ産業の発展に活用されることが期待されています。プログラムは全国各地から学生が選考を通じて選ばれ、オンラインプログラム、2週間の米国研修、東京での最終プレゼンテーションなどで構成されています。

渡航前のオリエンテーションが2日間の日程で開催され、Wake Up Japanでは、2日目午後にリーダーシップに関するTrue Colorsワークショップを昨年に引き続き担当しました。

本ワークショップでは、渡航する学生一人ひとりのリーダーシップの特性を振り返り、お互いが高いパフォーマンスを発揮するための必要な条件について分かち合意を行いました。

 

参加者の学生たちは日本各地から集まっており、より安心して話し合いをするための留意点についての提示を行ったうえで、リーダーシップを高める要素も含めたアイスブレイキングを行い、体を動かしながら話し合いを行いやすい環境づくりを行いました。

アイスブレイキングとして、話すことを禁止された状態でお題に従って5秒の間に一つのシーンを演じるアクティビティを行いました。写真は「ゾンビ映画」というお題に対して演じている学生たち。 (写真提供: 公益財団法人 米日カウンシル‐ジャパン)
アイスブレイキングとして、話すことを禁止された状態でお題に従って5秒の間に一つのシーンを演じるアクティビティを行いました。写真は「ゾンビ映画」というお題に対して演じている学生たち。 (写真提供: 公益財団法人 米日カウンシル‐ジャパン)

続いて、リーダーシップを4つの特徴を表すカラーに分けたうえで、それぞれのカラーの特徴を鈴木から説明しました。参加者は事前にワークシートへの記入を行い、一人ひとりが最も数値が高かったカラーごとにグループ分かれ、「自分自身がリーダーシップを発揮できる条件」と「他のグループにリーダーシップを発揮するうえでわかってほしいこと」について話し合いました。

 

参加した学生たちはそれぞれの人生を振り返りながら、リーダーシップについて真剣に話し合っていました。

 

これからの渡米期間では、多様なリーダーシップの属性を持つ仲間たちと協働作業をすることになりますので、ワークシートをもとに、自分の特徴について話し合いをするきっかけになればと願い、今回のワークシートを用意しました。

 

米国のスポーツ業界では、人種差別やジェンダー平等をはじめ、様々な困難に対して克服をしてきた人々(あるいは、今も克服に向けて取り組みを進めている人々)の歴史があります。今回の渡米で、学生の皆さんには、よりよいスポーツのあり方を学び、ぜひ今後の日本、そして、世界のスポーツがより民主的で、多様性と包摂性を体現するために貢献いただけたらと期待しています。

 

Wake Up Japanでは、多様性や包摂性、リーダーシップに関する研修も承っています。ご関心のある方はお問い合わせからお知らせください。

Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

Email: jpn.wakeup@gmail.com

Address: 神奈川県三浦郡葉山町堀内318

  • Facebook

© 2020 owned by Wake Up Japan.

bottom of page