top of page

Information

​Wake Up Japan の最新情報

2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年の2025年まであと一年を切りました。


当初計画を立てた4年を終え、2024年度のプロジェクトは5年目を迎えます。

4年間を経て、実施したプロジェクト内のイベントや取り組みは39個、366名の方に様々な形で参画頂きました。


これからの3年間は、戦後80年を含む3年間。

東アジアの和解と共生をテーマに、世代や所属を超えた明日への願いの声を集め、市民社会から戦後80年談話を国内外の繋がりを超えて形成することを目標とします。


2024年度の第9回となる本会は、オンラインにて過去何回か実施した日本政府からの談話を用いた対話型ワークショップと、ご参加して下さった参加者の方に4月から始まる「路上大学」の取り組みを共有頂きました。





当日は運営メンバーも含め、5名が参加しました。

尚、個人の私見も入った詳細報告が、今回のリソースパーソン長川のブログに掲載される予定です。


===================

開催概要&当日構成

===================


■テーマ🎵 

ことばを通して考える、東アジアの未来 -私が紡ぐ未来へのことば-


東アジアの三ヵ国は、「(地理的に)近くて、(心理的に)遠い」。

この言葉はあなたにとって、どう聞こえますか。

違和感、納得感。はたまた、「何も思わない」。

世代や背景で、恐らくそれは、違うでしょう。


世の中を、ふと見渡してみます。

Netflixでは韓国のドラマが世界や日本の人の心をつかんで離さず、

食の世界では「本場」の中華料理がじわじわとブームになる。


その一方で、日中韓の三ヵ国の国民感情に目を向けると、冒頭の言葉が、少し現実的になってきます。


「(韓国・中国に対して)親しみを感じるか?」という問いを投げ続けている内閣府の世論調査では、

日韓の国民感情は、今年の結果では半数を超える日本人が「親しみを感じる」と回答するという結果で、

日中では約12%のみの日本人が、中国に親しみを感じる、という低い結果となりました。


ご近所に住む私たちの、半数やそれ以下が「親しみを感じない」、そんな状況を、私達は悲しいと捉えます。

第二次世界大戦から、80年の月日が、流れた今でも。


一体なぜ、私達はここまで、遠いのでしょう。

本回は、東アジアの市民間からの和解について考えることを目的とし行います。


題材として過去日本政府から出された談話を使用しますが、事前知識/準備は一切必要ありません。

談話の中の言葉や背景について参加者で意見を共有しながら、共に何が私達の政治的な関係を難しくし、

国民間の関係性に影を落としているのか、考える機会としたいと思います。


どのような立場の方も、そこに対話をする意思がある限り、参加を歓迎します。


■日時🎵 

2月26日(水)

午後19:30-21:00 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

※対話を前提としますので、ビデオは任意で構いませんが、音声を発せられる環境にある方のご参加を推奨します。音声も難しく、聴講したい場合は、zoomのお名前の前に聴講とつけて頂きます。

  • イントロダクション/アイスブレーク

  • 現状を知る(個人ワーク&グループワーク)

  • 現状の対話(グループワーク)

  • 未来をつくる対話(個人ワーク&グループワーク)

  • 終わりに


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan


■リソースパーソン(敬称略)🎵




長川美里(ながかわみさと)

NPO法人Wake Up Japan副代表理事

上智大学Global Studies博士後期課程






東京大学公共政策大学院CAMPUS Asia、北京大学国際関係学院修了。東アジアの次世代の和解と共生に情熱を注ぐ。大学院修了後、日系IT会社、NPO法人にて国際会議の企画・運営などを行う。その後、グロービスの法人部門にて組織開発コンサルタントを経て、現職としてグロービス経営大学院にて英語MBA生向け特別プログラム・テクノベート特別クラスの企画・担当。また、世界経済フォーラムより組織されるグローバルな若者のコミュニティにてDavos 50の選出(2023)、社会教育団体Wake Up Japanの理事として東アジアの平和構築をテーマにした活動を実施。 同NPOにて 2020 年には「東アジア平和大使プロジェクト」を立ち上げ、 財団法人李熙健韓日交流財團の助成事業となる。その他、武蔵大学非常勤講師、日中韓三国協力事務局Trilateral Youth Exchange Networkコアメンバー兼メンター。2024年より上智大学博士課程Global Studies在籍。共著に、「日韓スタディーズ ①新たな研究と学び」(2024年)。


===================

現状の対話

===================


当日は、2015年に出された安倍談話を使用し、各自が個人で何の談話か知らされないまま談話を読む個人ワークと、その後考えたこと・感じたことを共有する全体対話で構成されました。


参加者への問いは以下です。


以下は実際に戦後日本政府より出された談話の1つです。意図的に年数がわかる部分を隠していますが、その他は原文そのままです。以下の談話をまずは個人で読み、1~3について回答してください。

  1. 印象に残った箇所がわかるようにしておいてください(例:線をひく)。なぜ印象に残ったのか、余力があればメモを手元に残しておいてください。

  2. あなたはこの談話について、何を思い、感じましたか?(例:「〇〇な気持ちになった」、思いうかんだ出来事、キーワード等)

  3. (もしわかれば)これはいつ、どの日本の首相によって出された談話だと思いますか?


参加者から出た発言を抜粋で記載します。


  • アジアに対しての戦争責任は少し感じるなと思った

  • 「寛容の心によって」

  • 日露戦争を肯定するような文章

  • 具体的な今後の責任が書かれていないのかなぁと。精神論みたいなところに結論付けられているなと。加害の歴史を考えたときに納得はしてもらえるものではないのかなと。

  • 安倍首相より前の談話かな

  • 近代の歴史をやっている。「外交的、経済的な行き詰まりを」は本当にそうって思った。政治でなにかできたんじゃないの?

  • 「尊い犠牲があった」というのは、今の平和築けなかったのか、というと私はそうではないと思う。勝手に戦争に突き進んでいっただけなのでは?

  • 日本が平和国家だとは思っていない。

  • 「過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります」はもう少し深く。何を渡して、何を引き継ぐ?

  • 自分の中でまとまりきっていないが、違和感を感じた。

  • 1991年以降だなぁと。女性の犠牲の文脈が出たので。

  • 二つ思った。中学校の歴史教科書っぽい。中学の歴史教科書をもとに、中学生に書かせたらこういう印象になりそうだなと。もう一つは、宛先が、欧米の人たちなんだなぁと。アジアの人たちが宛先になっていないなと。欧米が強かったからしょうがないじゃないという論があり、ずるいなぁと思う所がいっぱい。「アジアで最初に立仙誠二を打ち立て・・・」の前に、日清戦争や、台湾の植民地化があったのではと。

  • 「孤立感を深め・・・」というのは太平洋戦争のことだと思うが、その前に戦争やっていますよねと。

  • 時系列が逆だと思った。日本人が多く死んでいるのは戦争の後半。その前は多くのそのほかの人が死んでいった。

  • 「反映こそ平和の礎」というのはやばいと思った。むちゃくちゃな話。自衛戦争を戦った人たちが言える言葉なのに、侵略した側が言うと言葉として言ってはいけない。


===================

未来の対話

===================

その上で、参加者は未来へ目を向けるという願いのもと、戦後80年へ向けて伝えたい事、という問いについてそれぞれが2分ほどで考えた上で、共有を行いました。発言の一部を記載します。


  • 戦争はだめ。

  • 日本の歩みを振り返り、知り、寄り添うことを大切にしたい。

  • 国と市民は違う。政府が話すようなことをいう必要はない。

  • もやもやしている。言語化以前のところにいる。

  • アジアの人々と共に生きたいと思っている。ただそのためには、自分を含めた日本人が、しみついたものをしめださないといけない。Unlearning。手放さなければいけないものがいっぱいある。今のままで、一緒に行きましょうは控えたい。

  • Unlearningという言葉じゃはじめてきいた。教科書、国で教わる歴史をunlearningする必要あるんじゃないかなと思った。公教育、正史がとりのこしてきたものいろいろあるだろうし、それはアジア諸国の市民の話だけではなく、日本の市民の被爆者、賠償の問題も含めて、犠牲になったのは国ではなく市民だ、という視点が必要。その上で教科書での歴史を離れた視点で見る必要があるんじゃないかなと思いました。

  • 想像力をもつこと。想像力っていうのは、さっきの安倍談話とかも、アジアの人これ読んだらどう思うんだろう、とか、同じ日本の中でも、他の世代が読んだらどう思うんだろうとか。どういう風に伝えたら平和ってことを考えられるんだろう、と。完璧になることは難しいと思うけど、「もし、●●だったら」という。直接体験ができないから、想像力で補わないといけない。想像をしてみることで、自分事として考えるきっかけになるのかなと思ったりしました。それを持つためには、知識とか教育は大事だなぁと。平和学習や修学旅行とか。興味をもって自分で調べる。自分がもし1940年に生まれていたら、今の土地はどうなっていたんだろう、どういう暮らしをしていたんだろう、とか。そういうところから考えてみるという事。自分事として考えるきっかけになるのかなぁと。

  • 1つ安倍談話を読みながら、目的語を明確にしたいなと思った。何を未来に受け継ぎたいのか。何を反省しているのか、というのを明確にしてほしいなと。明確じゃないからこそ、考えてほしいという方針もありつつ、私はふわふわしたものは好きではない。明確にした文書を見てみたい。あともう一つは、市民社会から出すときに、その当時の市民も罪があったんじゃないかなぁと。戦争を賛美していたという歴史があるわけで。それに対して疑問を抱かない人たちが多かったという所は、一般の市民として反省すべきところ。日本がこれから戦争につきすすんでしまった、となったときに、日本社会が止める必要がある。なんで戦争はだめなのか、国民に向けて、国民の責任という部分もより鮮明に追及していく必要もあるのでは。


ご参加いただいた皆様、少人数ではありましたがありがとうございました。

ご参加者から共有のあった「路上大学」については、WUJの本プロジェクトページでご紹介する予定です。



■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回




2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年の2025年まであと一年を切りました。


当初計画を立てた4年を終え、2024年度のプロジェクトは5年目を迎えます。

4年間を経て、実施したプロジェクト内のイベントや取り組みは39個、366名の方に様々な形で参画頂きました。


これからの3年間は、戦後80年を含む3年間。

東アジアの和解と共生をテーマに、世代や所属を超えた明日への願いの声を集め、市民社会から戦後80年談話を国内外の繋がりを超えて形成することを目標とします。


2024年度の第9回となる本会は、過去何度か実施をした、談話を教材として使用して東アジアの平和について対話をする回となります。国や個人が紡ぐ言葉の意味について、過去の実際に行われた取り組みと、参加者が見たい社会への未来づくりを掛け合わせ、一人一人が明日、どのような平和を創りたいのか、考えるきっかけとします。



■テーマ🎵 

ことばを通して考える、東アジアの未来 -私が紡ぐ未来へのことば-


東アジアの三ヵ国は、「(地理的に)近くて、(心理的に)遠い」。

この言葉はあなたにとって、どう聞こえますか。

違和感、納得感。はたまた、「何も思わない」。

世代や背景で、恐らくそれは、違うでしょう。


世の中を、ふと見渡してみます。

Netflixでは韓国のドラマが世界や日本の人の心をつかんで離さず、

食の世界では「本場」の中華料理がじわじわとブームになる。


その一方で、日中韓の三ヵ国の国民感情に目を向けると、冒頭の言葉が、少し現実的になってきます。


「(韓国・中国に対して)親しみを感じるか?」という問いを投げ続けている内閣府の世論調査では、

日韓の国民感情は、今年の結果では半数を超える日本人が「親しみを感じる」と回答するという結果で、

日中では約12%のみの日本人が、中国に親しみを感じる、という低い結果となりました。


ご近所に住む私たちの、半数やそれ以下が「親しみを感じない」、そんな状況を、私達は悲しいと捉えます。

第二次世界大戦から、80年の月日が、流れた今でも。


一体なぜ、私達はここまで、遠いのでしょう。

本回は、東アジアの市民間からの和解について考えることを目的とし行います。


題材として過去日本政府から出された談話を使用しますが、事前知識/準備は一切必要ありません。

談話の中の言葉や背景について参加者で意見を共有しながら、共に何が私達の政治的な関係を難しくし、

国民間の関係性に影を落としているのか、考える機会としたいと思います。


どのような立場の方も、そこに対話をする意思がある限り、参加を歓迎します。


■日時🎵 

2月26日(水)

午後19:30-21:00 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

※対話を前提としますので、ビデオは任意で構いませんが、音声を発せられる環境にある方のご参加を推奨します。音声も難しく、聴講したい場合は、zoomのお名前の前に聴講とつけて頂きます。

  • イントロダクション/アイスブレーク

  • 現状を知る(個人ワーク&グループワーク)

  • 現状の対話(グループワーク)

  • 未来をつくる対話(個人ワーク&グループワーク)

  • 終わりに


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵

  • 主催:NPO法人Wake Up Japan


■費用🎵

なし/ギフトエコノミー制


Wake Up Japanでは、おカネのあるなしによって、社会や個々人の人生を豊かにする手法へのアクセスが制限されてしまうことはおかしなことだと考えています。そのために、イベント開催に際して、必要経費以上の参加費は集めていません。一方で、イベント開催にはオンライン通話のための契約やメンバーの移動費など費用も少なからずかかっています。経済的に可能な方はカンパをお願いいたします。また、経済的に余裕がない場合でも、メッセージでの感想の共有は主催者を元気づけますし、将来の「出世払い」の約束なども歓迎です。


▼ゆうちょ(郵便振)

記号 10980

番号 35867581

名義 ウェイクアップ・ジャパン


▼ゆうちょ(ATM)

銀行名 ゆうちょ銀行

店名  〇九八

種目  普通

番号  3586758

名義  ウェイクアップ・ジャパン



■定員🎵

無制限(オンライン)


■参加申し込み🎵

以下のURLにアクセスをし、お申し込みください。


■リソースパーソン(敬称略)🎵




長川美里(ながかわみさと)

NPO法人Wake Up Japan副代表理事

上智大学Global Studies博士後期課程






東京大学公共政策大学院CAMPUS Asia、北京大学国際関係学院修了。東アジアの次世代の和解と共生に情熱を注ぐ。大学院修了後、日系IT会社、NPO法人にて国際会議の企画・運営などを行う。その後、グロービスの法人部門にて組織開発コンサルタントを経て、現職としてグロービス経営大学院にて英語MBA生向け特別プログラム・テクノベート特別クラスの企画・担当。また、世界経済フォーラムより組織されるグローバルな若者のコミュニティにてDavos 50の選出(2023)、社会教育団体Wake Up Japanの理事として東アジアの平和構築をテーマにした活動を実施。 同NPOにて 2020 年には「東アジア平和大使プロジェクト」を立ち上げ、 財団法人李熙健韓日交流財團の助成事業となる。その他、武蔵大学非常勤講師、日中韓三国協力事務局Trilateral Youth Exchange Networkコアメンバー兼メンター。2024年より上智大学博士課程Global Studies在籍。共著に、「日韓スタディーズ ①新たな研究と学び」(2024年)。



■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回


多くの皆様のご参加をお待ちしております。


2020年より始まった、市民間から対話を通じて平和を作る、東アジア平和大使プロジェクト。

今年は遂に、戦後80年の2025年まであと一年を切りました。


当初計画を立てた4年を終え、2024年度のプロジェクトは5年目を迎えます。

4年間を経て、実施したプロジェクト内のイベントや取り組みは39個、366名の方に様々な形で参画頂きました。


これからの3年間は、戦後80年を含む3年間。

東アジアの和解と共生をテーマに、世代や所属を超えた明日への願いの声を集め、市民社会から戦後80年談話を国内外の繋がりを超えて形成することを目標とします。


2024年度の第四回となる本会は、数多くのアジア、特に日中で明日のリーダーとなる若い世代へ奨学金を提供してきた香港拠点の財団、百賢亜州研究員(Bai Xian Asia Institute)とのコラボレーション企画。現役の奨学生3名をオンラインで迎えました。



当日は14名の方にご参加いただきました。

企画者の意見が入ったより詳細な報告についてはこちらをご参照ください。


===================

開催概要&当日構成

===================

広報ページはこちら


■テーマ🎵

「日本と中国を結ぶわたし -百賢奨学生のゆるっとトーク-」


日韓関係がシャトル外交で改善の兆しを見せる中、

日本と中国の関係に目をやると、中国へ親しみを感じない日本人の割合は、86.7%と、過去最高(内閣府調査)の数字を記録しています。


この「中国」がさすものは、政府なのか、人なのか、それ以外のものなのか。

それは想像にゆだねるしかありませんが、

私達一人一人が意図として変えていけるもの、信じられるもの、それはいつも目に前にいる「人」を基軸にしたものです。


この日本と中国の関係が厳しく見える時代に、だからこそ聞いてみたい、

中国で暮らし、勉強する若い世代の声。


一度私達が持っている認識やイメージを手放し、

彼ら、彼女から見た真実に、耳を傾けてみませんか。


どのような立場の方も、そこに対話をする意思がある限り、参加を歓迎します。


■日時🎵 

10月23日(水)

午後20:00-21:30 (JST)


■開催形態 🎵 

オンライン

*敬称略

  • はじめに

  • パネルディスカッション 登壇予定:Bai Xian Asia Institute奨学生3名

    • わたしたちについて

    • パネルトピック

    • 質疑

  • 会場参加型対話

  • 終わりに&お知らせ


■開催言語🎵

日本語


■企画🎵


■リソースパーソン(敬称略)🎵

Bai Xian Asia Instituteの奨学生3名


北京大学 メディア専攻

Bai Xian Scholar


日本生まれ、中国育ち。中国現地校歴13年。

大学では民間交流に興味を持ち、日中交流イベントを多数企画。


キミシマ

上海交通大学大学院 メディア専攻


日中ハーフ、日本育ち、12-15歳の時に大連のインターナショナルスクールに通っていた。

小学4年生から本科卒業まで日本で学ぶ。


コウ

北京大学燕京学堂 中国学専攻

Bai Xian Scholar


中国人の両親をもつ日本生まれ日本育ちの華人2世、4-8歳の頃に北京での在住経験あり。

東京大学経済学部卒業、コンサルティング会社での勤務を経て、現在は北京大学燕京学堂に所属し、古代中国の政治思想を研究テーマとしている。


==============

アクションリサーチ

==============

冒頭、いつも通り参加してださった方々に対して、アクションリサーチを実施しました。

今回は3つの問いを設定し、回答は以下となります。


現在の日中関係は・・・有効回答数:7(回答は任意)

  1. とても悪い(1)

  2. 悪い(4)

  3. 普通(2)

  4. 良い

  5. とても良い


中国政府に対して親しみを感じる

有効回答数:6(回答は任意)

  1. 親しみを感じる

  2. どちらかというと親しみを感じる(1)

  3. 親しみを感じない(4)

  4. どちらかというと親しみを感じない(1)


中国人に対して親しみを感じる

有効回答数:6(回答は任意)

  1. 親しみを感じる(1)

  2. どちらかというと親しみを感じる(2)

  3. 親しみを感じない(2)

  4. どちらかというと親しみを感じない(1)

  5. 私は中国人なので回答できない(中国人の方へのオプション)


==============

パネルディスカッション

==============

パネルディスカッションでは、まずは3名それぞれに、自由に自己紹介と現在の中国について思っていること、感じていることを話して頂きました。

一部内容を以下に記載します。


<韓さん>

  • 日本国籍、日本企業への就職予定。

  • BJSA(所属する北京ベースの団体)の目的は、日本人の学生と中国人の学生に対面であってもらおう、が目標。

  • このようなイベントは日本では多いかもしれないが、北京では少ない。

  • 四年間所属していて感じたのは、このような日本人の学生と中国人の学生が話すという機会は、

  • 確実に存在するニーズだと思っている。イベントを開催しているときはフレンドリー。


<キミシマさん>

  • 日本と中国のハーフ

  • 大学までずっと日本で過ごし、大学院で中国に来た

  • 幼少期に中国のインターに通っていた経験はあるが、英語だった。アイデンティティクライシスもあった。小学生の時に、三か国混ぜないと文章完成できないような。そんな時だった。カタカナができなかった。

  • 抱えていた問題が、国籍と関係なく、みんなも同じ悩みをいだいているんだなって思った。

  • 「近くて、遠い」と冒頭言っていたが、「遠いようで、近い」と最近は思うことが多い。

  • 中国は規制されているから、逆にVPN使って情報をとっているひとが多いと思う。

  • 現地にきて色々よかったなとおもっている。中国に留学するか迷っている人がいれば、来てほしい。

  • 汚染水のことも、聞かれるのは、知らないから。

  • 来たらどうにでもなるよ!


<こうさん>

  • 日本国籍、幼少期一時期中国、その後は日本、大学も日本。

  • その後働いてから中国へ。両親も中国人。

  • 「中国っていい国ではないんだ」と思ったこと。

  • 中国に対していい印象を持っている人は少ない。中国を見下す視線が日本からあった。毒餃子事件。

  • 歴史問題:中国にいると日本の過去への侵略は学校でも日常生活でもよく話題に上がる。小さいころから敏感だった。日本に帰った後、南京大虐殺はなかったという記述がインターネットが見つかる、というところは結構ショックだった。


その後、会場からの質問を募る前に、運営側から用意していた質問に答えて頂きました。

以下に回答を一部掲載します。


<質問>

現在の日本と中国の状況と関係について。スピーカー自身が感じている日中関係について、シンプルに話してほしい


キミシマ

  • 先日日本人の友人が来た。「VISAが大変だ!」と。大変そうだったが、来たら圧倒されていた。現金が使えなかったり。

  • 他「そんなあぶないところ(中国)行かないで!」と言われるという話を聞いた

  • 関わっている人や環境によりそう

  • 食べ物は中華料理とレベルが違う。中国の料理は色々な民族の料理がたくさん。


韓さん

  • 昔よりはいいので、普通なのでは?!と思っている。

  • 個人的な目線で言うと、日本企業が撤退しているというを見るが、個人的な観点からは国の関係も一部影響しているけど、日中関係が悪くなっている、ということにははならない。

  • お互いの国の理解は深まっているのでは。

  • 民間の関係を一人一人が良くしている。

  • ただ、コロナ後に課題は出ている。コロナ後ビザも開放していない等、お互い手続き上もっと努力しなければいけない。ただ、それは両国が協力的ではないということではない。


こうさん

  • 最近深圳での事件。

  • 先日タクシーで日本人とわかったらタクシー降ろされた。差別されると思わなかった。ただこの件も、深圳の件も個別の例。自分の中でも、中国への印象が悪くなっているということがあった。これが自分の町だったら思わないけど、異国だと印象をぱっと決めてしまう。

  • 日中関係は、立ち位置で見え方が違うのでは。

  • 中国にいると日本の製品やコンテンツをみる。逆に日本では中国への関心が低いように思う。

  • 日本社会全体が内向きになっているように思う。洋楽や外国への映画の需要が低くなっているように感じる。

  • 安田 峰俊の最近の著書で、日本人は中国の歴史には興味あるが、現在には興味がないと書いてあって、確かにと思った。


==============

質疑応答&対話

==============


その後、会場からも自由に質疑応答&対話をしてもらいました。

一部を抜粋して記載します。


  • 質問:中国ではやってるもの(ドラマやアニメ、など大衆文化)をぜひ伺ってみたいです!

  • 回答:ちいかわ、日本のアニメ:spy family、かおなし、トトロ、キャラクターとアニメ、サンリオ、中国コスメ、中国のネイル文化。

  • 質問:実は中国発だった!というものはありますか?

  • 回答:MINISOはよくサンリオとコラボしている。日本なのかな?とおもうところが、実は中国発で、アジア各国で展開している。焼き餃子。中国ではこれは日本レストランにある。ごちゃごちゃしていて何がどっちなのかもう気にしていないんじゃないかな。中国でJKの服がはやっている。中国ではおしゃれの一種で来ている人が多い。(普段着)

  • 人の生きよう。今日はそこが分かった。行きたいなと思った。

  • 中国を見下している時代の人たちの影響が多いのかなと思った。でも、皆さんの話はすごくencouraging。こういう世代が増えると印象も変わってくる。日本も中国もメディアそうほうが努力してほしい。若い世代が将来の懸け橋になってほしいというchaoさんの願いがかなっているように感じた


そして最後に、3名それぞれから一言ずつもらう形で回を締めくくりました。


韓さん

  • これからの生活の中から、面と面であってみて、話してみて、オフラインで理解する機会があればもっと私達が国と国の重要な世代になった時に変えられるのではと思いました

キミシマさん

  • 楽観的だな!と思っているかもしれないですが、私達がそうならないで、どうするの?とおもう。もっと寛容になっていいんじゃないと。こっちにきて得たものは多い。

こうさん

  • 日本と中国の間には複雑な問題が様々あり、ネガティブなことも時には起きてしまう。タクシーの事件の時に、ドライバーと話そうとしたが、会話してくれなかった。対話をしようとすらしない方は日本にも、中国にもいる。その中で日中友好はどうやったら実現するか、とよく考える。希望があるとすれば、良識を持つ方、対話しようとしてくれる方がいること。例えば、深圳の事件のあとに花をたむけた中国人の人もいるし、今日のイベントにきてくれた皆様のような方もいる。そういう人たちとしっかり対話することが大事。そして、希望の塵が積み上がって、いつか山となることを願うしかない。


また、今回もメンバーの小島さんにてグラフィックレコーディングを実施しました。


改めて3名の登壇者の皆様にお礼を申し上げます。

ありがとうございました。


■東アジア平和大使プロジェクトとは?🎵

2020年より始まった、WUJの年間プロジェクト。

東アジアの次世代が「近くて、遠い」と言わない社会をつくる、を理念に掲げています。

事業期間中は毎月イベント開催し、東アジアの和解と共生に関わる人々の対話と連携と場を創出します。


東アジア平和大使プロジェクトの概要は以下をご覧ください。

※スケジュールやプログラム内容は若干変更する可能性がございます 東アジア平和大使プロジェクト

東アジア平和大使関連ブログ

・東アジア平和大使プログラムをスタートさせました(2020年度)

・東アジア平和大使プロジェクト2022年初回


今後も多くの皆様のご参加をお待ちしております。


Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

Email: jpn.wakeup@gmail.com

Address: 神奈川県三浦郡葉山町堀内318

  • Facebook

© 2020 owned by Wake Up Japan.

bottom of page