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​Wake Up Japan の最新情報

Wake Up Japanは「SDG4教育キャンペーン2024」に協力団体として実施に協力しています。




今年度のキャンペーンは、「紛争下の教育」をテーマとし、特にミャンマーから逃れているロヒンギャの方々に焦点を当て、公開オンライン授業(ウェビナー)なそを通し、現地の状況や日本にいる私たちができることについて理解を深めていきたいと思います。


8月28日(水)に実施するオンライン授業のご案内です。

今回のオンライン授業は、「【難民キャンプを訪問した先生と考える】 教育協力のために日本からできること」というテーマのもと、参加者の方と難民問題や、紛争下でも教育支援を継続するために私たちにできることについて考える、双方向型のセッションを予定しています。


キャンペーンの一環として難民キャンプを訪問した日本の中学校・高校の先生がモデレーターとして参加します。 下記をお読みのうえ、ぜひご参加ください。


【難民キャンプを訪問した先生と考える】 教育協力のために日本からできること

日時 8月28日(水)18:00-19:30(開場 17:50)

   *19:00-19:30は、登壇者への質問や参加者の感想を受けた意見交換タイムになります。

   *質問・意見交換タイムに参加したい方は、お時間が許す限り、ぜひ最後までご参加ください。

形式 オンライン(Zoom)※参加URLは、お申込者へお知らせします。

費用 無料

対象 子ども・ユース世代、一般市民、開発や教育事業に携わられている方など


【お申し込み方法】

※8月27日(火)17:00までにお申し込みください。


【登壇予定】

日本の中学校・高校教員の松倉紗野香さん、関愛さん(進行)、NGOスタッフ


【主な内容】

参加者の方への質問を通して紛争の影響を受ける子どもたちについて理解を深めます。また紛争などの危機下で教育支援を継続するために国際社会や日本政府、私たちができることについて考え、今後の政策提言活動につなげます。


※オンライン授業への参加は、いずれも無料です。授業の様子は録画をし、後日、ウェブサイトにて公開します。参加者のお顔や声は映りませんので、安心してご参加ください。※当日は、メディア関係者もオンライン授業に参加する可能性があります。参加者への個別のインタビューなどは予定していませんが、みなさまから寄せられたメッセージ等の一部は、匿名(イニシャルなど)で記事に掲載される可能性、キャンペーン・ウェブサイトやSNSにて随時紹介させていただく可能性があります。※オンライン授業内の前半は、画面・音声ともにOFFで参加いただくことをお願いいたします。後半約30分は、Q&Aボックス等を通じて、登壇者に質問やコメントをお送りいただくことが可能です。※メディア関係者による参加は、前半(18:00-19:00)のみです。後半の質問・意見交換タイム(19:00-19:30)は、メディア関係の方には退席いただく予定です。※活動内容は、国際情勢等により変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

多くの市民のみなさまの参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。


【登壇者のプロフィール】

松倉 紗野香(まつくら さやか) 

埼玉県立伊奈学園中学校教諭(英語科)、認定NPO法人開発教育協会(DEAR)副代表理事。英語や総合的な学習の時間における開発教育、シティズンシップ教育等の授業づくりを行うとともに、グローバルシティズンシップ教育に関わる国際会議への出席、各地で実施される教員研修ワークショップのファシリテーターとして活動中。 


関 愛(せき めぐむ) 

新潟県在住。大学で国際理解教育について学び、高校教員の道へ。私立高校在職時に、国際協力機構(JICA)主催の教師海外研修に参加するなど校内外で国際理解教育や開発教育の実践力向上を図る。また、そのような教育に関心をもつ有志とともに「国際教育研究会RING」の活動を推進している。現在は、高校での非常勤講師の傍ら、教育コーディネーター・外部講師として教育活動を支える仕事にも携わる。筑波大学博士前期課程(教育学/国際教育)在学中。 


池内 千草(いけうち ちぐさ) 

ワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部 プログラム・コーディネーター。東北大学大学院修士課程修了後、私立高校にて英語講師として勤務。その後タイ王国チュラロンコン大学大学院タイ研究講座を修了し、さらに3年間、国連機関やNPOなどに勤務した。帰国後、2008年2月ワールド・ビジョン・ジャパン入団。2010年より6年間カンボジアに駐在し、メコン地域6か国を対象とした「人身取引対策事業」に携わった。ワールド・ビジョン・ジャパンに復職し、その後2021年9月よりJICAの個別専門家として南スーダンに赴任。「ジェンダーに基づく暴力の対策事業」に従事した。2023年10月よりワールド・ビジョン・ジャパンにて現職。現在バングラデシュのコックスバザールにて、ミャンマー避難民を対象とした「ジェンダーに基づく暴力の対策事業」に従事中。


【SDG4教育キャンペーン2024について】

今年のキャンペーンでは、紛争下・危機下の教育について、子どもや若者を中心とする市民のみなさまと考えるため、期間中、ミャンマーから逃れているロヒンギャ民族の方々約100万人が暮らす難民キャンプを日本の中学・高校の先生が訪問します。

ロヒンギャ難民キャンプに暮らす人びとのうち、約半数(50万人近く)は子どもたちですが、すべての子どもたちに十分な学習環境を整えることは難しい状況です。キャンペーンでは、日本の先生たちによるオンライン授業を通し、日本で暮らすロヒンギャ翻訳士の方の話を聞いたり、難民キャンプ視察報告などを行ったりし、教育を受ける権利を守るため、国際社会に住む私たち一人ひとりができることを共に考えます。

活動の一環として、教育協力に対する私たちの意見を、日本政府関係者にも届ける予定です。戦争・紛争・自然災害などの危機下にあっても、教育を後回しにすることはできません。

子どもたち、おとな、みんなの声でSDGs4を達成しましょう!



■キャンペーン主催:教育協力NGOネットワーク(JNNE) https://www.jnne.org/ 

2024年度SDG4

教育キャンペーン実施団体:

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)

公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)

認定NPO法人 チャイルド・ファンド・ジャパン(CFJ)

公益財団法人 日本YMCA同盟

認定NPO法人 ラオスのこども

認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)


協力団体:

特定非営利活動法人 開発教育協会

特定非営利活動法人 Wake Up Japan

更新日:1月1日

2024年6月17日に東京都内にて、Welcome Japan Summit 2024が開催されました。

Welcome Japanは、「難民も日本も、皆でたくましく」をモットーに、日本の多文化共生社会の実現を目指す政府や市民団体、教育機関、企業などの多くのセクターが集まるプラットフォームです。


6月13日には、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によるグローバル・トレンズ・レポート2023では、故郷から避難を余儀なくされた人が12年連続で増加し、過去最多の1億2000万人を記録したとありました。

こうした未曽有の人道危機に対して、日本から、また日本だからこそ、どのような取り組みができるのか、国内外の様々なセクターからゲストを集まり、意見交換をする場として、また6月20日の「世界難民の日」にあわせて、Welcome Japan Summit 2024が開催されました。


今回、会場参加者として、Wake Up Japanの鈴木洋一が招待を受けたので、出席をしてきました。

サミットは、UNHCR駐日代表である伊藤礼樹さんのビデオメッセージによる開会挨拶にて始まりました。 

続いて、基調パネルI「オーストラリアの社会全体での難民包摂の取り組みに学ぶ」では、Asia Pacific Network of RefugeesおよびGlobal Refugee-led Network創設者/代表であるオーストラリアで現在活動をするナジーバ・ウェゼファドストさん、株式会社Shared Digital Center アシスタントマネージャーであり、群馬県館林市のロヒンギャコミュニティで活動をするカディザ・べゴムさんが登壇し、モデレーターとして、元UNHCR 広報官である守屋由紀さんが務めました。

各スピーカーからは難民包摂に向けた日本やオーストラリアでの活動について紹介がなされました。オーストラリアの事例では、特に、難民の意思決定への参加について紹介がなされ、地域レベルの話し合いだけでなく、ハイレベルな機会での参加についても言及がされていました。


参加した鈴木は話を聞いた感想として、「子どもの権利をはじめ、マイノリティの社会参加についての議論にも通じる点があり、社会として参加で満足するのではなく、どのように意思決定に反映をできるような仕組みを作るのか、影響力をどう高めるのか、そうした点に着目していくことが重要だ」というコメントを寄せていました。


基調パネルII 「DXによる難民包摂の可能性」では、株式会社Recursive 共同創業者 兼 代表取締役COO 山田 勝俊さん、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 AI&D マネジャー 關山和弘さん、オーストラリアからTawasul財団 ディレクター/Evolve Humanity Initiative ジョセフ・ヨハナさんが登壇され、モデレーターとしてWelcome Japan 代表理事 金 辰泰さんが進行をされました。

AIやテクノロジーが難民の生活にどのようなインパクトを生み、例えば、各種書類のチェックなどこれまで時間がかかっていたことにも大幅な時間節約ができうる可能性などが提起されました。

また、その一方で、AIやテクノロジーだけではできないことについての言及もされました。そもそもの難民申請などの仕組みの意思決定、人々のマインドセットなどが例として挙げられました。また既存の人々の働きかけの際に「AIの(合理的な)判断」を根拠に難民受け入れの交渉を進められる可能性についても言及されました。

参加した鈴木は話を聞いた感想として、「様々な活動をするアクターが補完的に協力できる可能性があるように思われた。特にWake Up Japanのように社会教育団体がこの分野での連携や協働を考えた際に、私たちの領域から貢献も十分にできるように思われた。具体的にAIやテクノロジーが十分に対応できない事柄について把握することが重要なように思われる。また、一見関係のないように思われるアクターとの連携と協働はコレクティブ・インパクトを生むうえでも重要だと改めて考えさせられた」というコメントを寄せました。

続いて、グローバル難民フォーラム(GRF)2023のWelcome Japanが関係したPledge(宣言)の進捗共有が行われました。(宣言は各団体が難民支援のために行うことを表明したものです。)

各宣言の作成にかかわり、実践を行う団体の方々により進捗が報告されました。                

多くの分野で数値的、もしくは、質的な進展についての発表がありました。

参加した鈴木は話を聞いた感想として、「Welcome Japanにかかわる宣言は把握することができ、発表をいただいた方々には感謝したい。Wake Up Japanでは、社会変革の方法や手法についての探求を行い、そのボトルネックを見出すことが社会啓発活動をするうえで大事にしているため、他の国の団体の宣言の進捗などと比較し、社会環境における課題や日本での強みなど確認できる機会をつくれたらと思った」というコメントを寄せました。    


サミットは、最後に一般社団法人Welcome Japan 理事 田村 賢哉さんによる発言で終えました。


サミットには多くの企業や学術機関、市民団体などから人が集まっていました。終盤、質疑応答の際に、難民当事者と思われる方から難民当事者のサミットへの「包摂」についての問題意識が示され、Welcome Japan代表理事のキムさんが受け止め答えるという場面がありました。

一度に大きな変革を生むことは難しいこともありますが、包摂社会の実現を考える際に、「この場にいない人々」「この場に来れない人々」(特権と交差性)への想像力を高めることはとても重要だと考えましたし、Wake Up Japanとしては社会教育団体として、常にそうした視点での意思決定を目指したいと思います。


Wake Up Japanでは、社会変革の事例を学び、日本での活動をよりよくするために現地調査訪問事業を行っています。この度、2024年6月16日に群馬県館林で開催されたロヒンギャの人々の支援のためのチャリティイベントにWake Up Japanのメンバーが視察に伺いましたので、報告します。

群馬県館林市には多くのロヒンギャの人々住んでいます。ロヒンギャの人々はもともとはミャンマーのラカイン州に住む人々であり、軍による弾圧を受け、国外に逃れてきた多くの難民や難民申請中の方が館林にはすまれています。


今回、Culture Bridge Fes!と題したイベントが開催されるというお知らせをいただいたので、視察に伺いました。ウェブサイトで事前に会場を確認していたので、そこまで大きなイベントではないと想定していましたが、当日お昼前に会場に到着すると10代の人々を中心に多くの人がいました。

主催者に挨拶をすると10代の高校生でした。もともとは数年前に2つの家族の4人の子どもたちによって、ロヒンギャの人々を助けたいと寄付金集めなどをはじめ活動が始まったそうです。

当日は、屋外では売り上げがチャリティとなるお弁当や雑貨、地元のお野菜の販売などがありました。

中心となった高校生の友人たちも運営に駆けつけており、またご家族や地域の方々も協力している姿を見かけました。

屋内のスペースでは、お話のプログラムが用意されており、主催の高校生が司会を務めて進行をされていました。

話し手の中には、地元館林で生活するロヒンギャにルーツを持つ方もお話になっていました。

また都内からもユースなんみんプラットフォームのメンバーであり、Wake Up Japanでも活動をしている金澤さんがご自身の活動に対する思いなどを分かち合っており、多くの10代が真剣に耳を傾けていました。

帰りがけに主催者の高校生の保護者の方をお話をしました。

活動のきっかけについてお聞きしたことろ、子ども時代に、お子さんがロヒンギャのお友達とおやつを食べようとしたところ、パッケージを見て宗教的に食べることができないものを見つけて、おやつを食べなかったことなど、多様な文化に触れる中で育まれた共感や関心についてお話になってくださいました。

暮らしの中で、友人として交流をすること、その人々が抱える痛みや困難に対して、「他人事」にならない社会環境が自然とあるようにも感じました。


今回の視察を通じて、つながること、一人の人間として向き合うことの重要性を改めて認識しました。

Wake Up Japan

Wake Up Japanは社会教育団体です。
わたしたちは、日本において一人ひとりが行動をする前提としての

「自分が持つパワー」に対する認識が低いことに着目し、

啓発教育を中心とした活動展開を行っている団体です。

Email: jpn.wakeup@gmail.com

Address: 神奈川県三浦郡葉山町堀内318

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