【開催報告】11月30日(火)20:00-21:30 共にひらく未来 -なぜ、中国出身の私が日台関係に携わるのか- 東アジア平和大使プロジェクトv.7-[オンライン]
11月30日(火)に、東アジア平和大使プロジェクトv.7をオンラインにて開催しました。
今月は日台関係についての回となり、
スピーカーは企画責任者の長川がGlobal Shapers Communityで共に活動している日台若者交流会副代表の盛海さんをゲストスピーカーとしてお迎えしました。
詳細の報告は企画責任の長川のブログにて、ご参照ください。
以下は概要となります。
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開催概要
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■テーマ🎵
共にひらく未来 -なぜ、中国出身の私が日台関係に携わるのか
台湾との関係を「人」という枠組みで語るのであれば、
双方の世論調査や、蔡英文総統の日本語でのツイート等で見られるように、
対日関係は対中/韓関係と比較すると、良いイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
その地理的な位置や日本や中国本土との複雑な歴史を持ちながらも、
私達のかけがえのないパートナーである、台湾。
そんな台湾に近い沖縄に住みながら、
日台関係に関わるゲストと共に、
台湾や私達が住むこの東アジア地域について、
考える時間を持ちたいと思います。
■日時🎵
11月30日(火)
午後20:00-21:30 (JST)
■開催形態 🎵
オンライン:zoom
ゲストトーク+インタラクティブセッション
■開催言語🎵
日本語
■定員🎵
約30名程度
■リソースパーソン(敬称略)🎵
佐々木 盛海 - Seikai Sasaki -
日台若者交流会副代表兼任
株式会社ラーナーズハイ/錦龍商事株式会社
中国福建省出身。2000年来日、2007年帰化(日本国籍取得)。在学中に上海復旦大学中国語言文学系協定留学。卒業後、中華圏を中心に越境ECやインバウンド事業に従事。2016年に初訪沖し、世界のウチナーンチュ大会を目の当たりにした経験から沖縄の多様性に魅了。株式会社オプトホールディング(現:株式会社デジタルホールディングス)海外事業推進室中国事業担当を経て現職、株式会社ラーナーズハイ代表取締役、錦龍商事株式会社代表取締役、日台若者交流会副代表兼任。
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台湾についての参加者の認識
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総勢で約7名の方にご参加頂きました。
冒頭、いつも通り参加者の認識について知るという目的で、
zoomのポール機能を活用して4つ質問を投げかけました。
回答は以下の通りです。
※回答するかしないかは参加者の任意
1.台湾の人について親しみを感じるか?(1つ選択、有効回答数4)
親しみを感じる:3
どちらかというと親しみを感じる:0
どちらかというと親しみを感じない:1
親しみを感じない:0
2.台湾の政府に親しみを感じるか?(1つ選択、有効回答数5)
親しみを感じる:2
どちらかというと親しみを感じる:2
どちらかというと親しみを感じない:1
親しみを感じない:0
3.日台関係について(1つ選択、有効回答数5)
良くない
どちらかというと親しみを感じない:1
親しみを感じない:0
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ゲストトーク
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盛海さんの回についてはプレゼンをして頂くというよりは、
2020年の韓国の回のようにカフェで雑談しているような形式で実施しました。
用意していた質問は、以下です。
簡単な自己紹介
なぜ日台関係に取り組まれているのか?
日本と台湾の関係についての現状
日本と台湾関係の現状についてどう見ているか?
台湾と本土の関係についての現状と認識
日本・台湾・中国の3つの関係性はどうあるべきか?
日本の若い世代に伝えたい事
その上で出た話について、以下にまとめます。
日台若者交流会は比較的年配の方が多い(盛海さんがその場にいる一番若手となる時もある)ので、どのように若い世代を巻き込んでいくか課題。
台湾に対しての知識がないのが興味がない原因かもしれない。
セデックバレや霧社事件を知っているか?
大事なことは現地へ行く事。個人的には日本・台湾・中国を巡るツアーをやりたい。
台湾と中国の関係について。台湾の前回の選挙の際に中国にいたが、若い人は民進党(民主進歩党)を応援している傾向が強い。中国に対しての怖さからくるのでは。一方で、そのような状況に対して、Alibabaやテンセントで働いているような人たちは、悲観しているように思う。個人的には、そこに生きている人がどう思うかが大事だと思っている。
中台関係についてのものはとても(扱いが)難しい。
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参加者との対話
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今回は随時参加者から質問やコメントを受け付けました。
その中で出てきた観点を参加者からの質問と盛海さんの回答形式でまとめたいと思います。
(質問)沖縄と台湾の類似性についてもう少し知りたい:(回答)台湾と沖縄はここ100年くらい翻弄されている、という点も類似している。また、スタートップの関係性も強いように思う。沖縄にいると、朝鮮や韓国のことも取り組んでほしいという声をたもにもらうが、自分としては中国と台湾について取り組みたい。
(質問)日本と台湾の歴史は複雑なように思う。なぜそれでも現在のような状況(日台関係が良い)があるのか。:(回答)個人的な意見だが、台湾の人はみんな最初はニコニコしている。友好であることは間違いない。でも、本音で日台はやりあっていない。霧社事件はオフィシャルには解決していない。
(質問)若い世代へのメッセージは?:(回答)もっと台湾を知ってほしい。日本人には、中国語を学ぶことが必要だと思う。互いのギャップをしり、その人自身が考えられる力をつけなければいけない。日本語のリファレンスは限られている。これからも現場主義で行きたい。
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おすすめリソース
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毎回ゲストに聞くおすすめリソースについてご紹介します。
日本と台湾 真実の戦後史(2021)
次回は12月26日午後14時30時から、Wake Up Japanが開催する、若者から社会変革を起こすIMPACT Conferenceの分科会として、本格的な和解についてのワークショップを実施します。
☆東アジア平和大使プロジェクトの概要と、 前回の様子はブログやWake Up Japanサイトよりご覧ください。
■2020年度:東アジア平和大使プログラム(※旧名称)をスタートさせました http://dialogueineastasia.blog.jp/archives/6219822.html
■2021年度:東アジア平和大使プロジェクトv.1 http://dialogueineastasia.blog.jp/archives/9024724.html
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